「似てる」「違う」を手放す(1)

kaneshige

2009年04月03日 14:11

都会から知人がやってきた。
数年前の勉強会で出会い、その後同じ勉強会で2、3回会って、そのあとの懇親会で少しお話したぐらいの仲。
良い意味で、「自分とは違う人だなぁ」というかんじが最初の印象で、なぜかちょっと気になる人だった。


私は、戸隠や黒姫などの素敵な場所を案内するのが大好き。
そんな場所で、お互いの話をしていると、より、相手が身近に感じたり、相手の思いや、ひととなりを聴いたり感じたりできる。そんな気がする。
そして、どんな人といても、いつの間にかその場と自分たちが溶け合っている瞬間がある。

たとえば都会でバリバリの会社員。
「次は何する?」
先を考えてしまって、「いまここ」を十分味わうことなく次に意識がいってしまうひとも、ふと気がつく瞬間がある。
そんなきづきに立ち会うのも大好き。


今回の知人は、こちらがナビゲートする必要もなく、自分から味わいにいく人だったなので、私はおもてなし側として、相手のペースにあわせていれば良かったのだけど、そのペースは、私にとっても心地よいものだった。
もしかしたら、知らないうちに相手が私に合わせていたのかもしれないけど。


何度も訪れる場所も、そのときそのときで違う表情を見せてくれるのだけど、
それに加え、彼の好奇心は、私に新しい体験を与えてくれた。



そして、食事しながら、お茶しながら・・・たくさんたくさん、おしゃべりしたなぁ。よく話がつきないよね。ふたりとも。

十輪 冬の珈琲(グラスの中で雪が降ってます)

 胡桃割り


「私とは違う」って、何を見て感じたのかな。

違うけど、同じものを大事にしているんだなって思う発見があった。

「似てる」「違う」
それにとらわれると、真実が見えなくなる。

そういうものもすべて手放して、いまここを見ていこう。
そんなことをあらためて思う。

知人と友人の境目ってなんだろう。
もうこのひとは単なる知り合いじゃなくて、かなり近しいお友達だな。

きてくれてありがとう。
たくさんのギフトをいただきました。

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