臨時総会と議長

kaneshige

2009年04月22日 10:00

臨時総会って、もめるって本当?             ちょっと前の出来事ですが。


いわゆる「総会」っていうのは、「1号議案」拍手~「2号議案」拍手~って、しゃんしゃんって終わる形だけなものしか、参加したことがなかったから、あんまり考えてなかった。

(ファシリやってるのに、それってどうよと自己突っ込み)

総会の議長は、シナリオどおりに、議事をすすめて、おしまいという役割だと、なんとなく思っていた自分に気がつく。

かといって、この人数をファシリテートしながら、満足する総会にするイメージが、すぐにはわかない。私の中で、「総会」の議長は、まじめくさって、決まったことしか話せないような、これまでの経験からの固定イメージがあった。

で、実際。



M議長。ほれぼれ。

「総会」なのに場を和ませる。「総会」なのに、笑わせる。「誰も意見を言わないと、指しますよ♪」だって。
そういうキャラクターだった?
そんな「総会」でたことない。


丁寧に議事をすすめ、どう、質問していいのか、どう意見を言ったらいいのか、わからないような人もいたように思うけど、そんな人たちの声をちゃんと吸い上げる。
話したそうな人に声をかける。

ここで回答すること、持ち帰って検討することを、区別する。



ああ、ファシリテーターだ。
議長も。

最初に時間を決め、協力を促し、場を和ませ、話しやすい雰囲気を作る。
議案を整理し、自分の言葉で簡潔に聞く。その時間をフルに使って意見をだしてもらう。
話したそうな人に声をかけ、難しい顔をしたひとに、声をかける。
相手の言いたいことを整理し、適切な方にふっていく。

結果、荒れることはなく、ある程度活発な意見交換がなされ、無事可決。
これが、誰も発言もしない会だったら、不満も残っただろう。
参加者の思いも受け取った。


自分が三役で「回答側」に座るなんて、始まるまでわかっていなかったおおぼけだった私だけど、適切な人が適切なわかりやすい回答をしてくれ「ああ、なんてこの会は役者がそろっているんだろう」。勝手に感動。


(昔、60人くらい出席してるのに、議長もいない、レジュメもない総会をやってた組織だったってことは、すっかり忘却のかなた(^^;) ちなみに、その際に私は、ぺーぺーなのに、思わず黒板だしてきて、進行やってました(^^;)



M議長のふるまいに、私もリラックスして、質問者の意図を明確にすることができて、私の役割も果たせたかなぁ。



「総会」ってつまらないものだと思っていたけど、見方がかわりました。

誰も彼も、ひとりひとりが、大切な役割を果たし、参加していた総会でした。



M議長。ありがとう。
新鮮な体験でした。

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