ダイアログキャンプとコーチングの違い2(コーチングとは)
2011年01月09日
kaneshige at 08:00 | Comments(0) | 各種説明
前の記事の続きです。
「ダイアログキャンプとコーチングの違いって何ですか?」という問に答える前に
まずふたつの概念をお話する必要があります。
ダイアログキャンプとコーチングを比較するよりもダイアログキャンプとファシリテーションのほうが、実は比較しやすいのです。
【コーチング】と【ファシリテーション】というものがあります。
【コーチング】
コーチングを行う人をコーチといいます。コーチングを利用する人のことをクライアントといいます。
基本的には1対1のスタイルで、コーチはクライアントの自己内対話を促進します。
【ファシリテーション】
ファシリテーションを行う人をファシリテーターといいます。
グループと関わり、グループの対話を促進します。
コーチングとファシリテーションはどちらも「促進」が共通ですが、1対1なのか、グループなのかという違いがあります。
コーチングにもグループコーチングというものがありますが、関わり方は少し違ってきます。
ここでは【コーチング】をもう少し説明してみたいと思います。
コーチングを行う人をコーチといいます。コーチングを活用する人のことをクライアントといいます。
基本的には1対1のスタイルで、コーチはクライアントの自己内対話を促進します。
コーチングの活用の仕方はいろいろあります。
1) プロコーチを個人が雇うケース
経営者・会社員・自営業・主婦・学生 いろんな可能性があります
夢の実現・転職・経営方針の決断・人間関係の改善・キャリアの方向性・
受験・そのほかいろいろ
2) セミナーや研修に参加してコーチングを身につけ、対人関係に生かすケース
①上司が部下に、親が子に、リーダーがフォロワーに対し・・・という指導的立場の方 が、相手の自主性ややる気を引き出す関わり方として
②日常の対人関係で、上手に相談に乗りたいかた
3) セミナーに参加してコーチングを身につけ、自分自身に生かすケース(セルフコーチング)
人と比較したり、失敗をすべて自分のせいにしてしまったりと、落ち込みやすい考え方の方が、無 理せず前向きな考えが浮かぶ問いかけや、考え方として
1)のプロコーチを個人が雇うケースにおいて
プロコーチは、たとえばクライアントのもやもやしている気持ちや考えを整理したり、明確化したり、決断のための選択肢を広げるサポートをしたりします。
そのためにコーチが行うことは、聴くことです。
ただ聴くだけでなく、聞こえてきたことをクライアント自身にていねいに返すことで、クライアントが自分の本当の思いや考えを確認したり、気がついたりしていきます。
コーチはクライアントの言葉だけでなく、言葉にしていない思い、本人さえ気がついていないかもしれないことを鏡のような存在となって伝えていきます。直感さえ使います。
コーチが伝えることは「正しいこと」ではなく、クライアントが自分で吟味し、整理するための材料です。
コーチとクライアントの関係は「教える人」「教えられる人」ではありません。
コーチに求められることは、クライアントを信じることです。
クライアントは迷える子羊ではなく、自らの答えを見つけ出すことの出来る、力のある存在であると信じています。
クライアントに求められることは、コーチに依存するのではなく、自らの内側を探求し、
コーチを自主的に活用することです。主導権はクライアントにあります。
2)のあなたが学んでコーチングを身につける場合
コーチングは日本では企業内で上司が部下のやる気や自主性を引き出すと効果があるということで、広まりました。
それとともに、上司がコーチングを身に着けて部下の様子を気にかけたり、声をかけたりすることは、部下のうつ病予防にも期待されています。
アメリカでは、優秀な社員へのインセンティブとしてコーチをつけました。優秀な社員はコーチによりさらに、力を発揮します。
他者を変えるのは大変ですが、自分のコミュニケーションスタイルを見直し、関わっていくことで、変化を作り出していくことができます。
指示待ち部下が、自ら提案を持ってきたり、行動を起こしたりするようになるには、コーチ自身のありかたを見つめていく必要もあります。変化をおこすのに時間がかかるケースもありますが、すぐに変化が現れる場合もあります。
そしてなんでもそうですが、万能なものというのはありません。コーチングもリーダーシップのひとつの形として、あなたの人との関わりの基本スタンス(BEING)として有効ですが、方法はいろいろあります。
相手や状況によって使い分ける、賢いリーダー、親でありたいものです。
3)セルフコーチング
自分で自分をコーチすることです。誰にでもお勧めです。
反省ではなく、「ふりかえり」を有効に行うことが出来ます。
どうどうめぐりの内省から、解決方法を見出す問いを知りましょう。
たとえば悲観的になりがちな方。
自分を責めてしまう傾向のある方。
楽観的になれと、前向きがいいのだと言われても、すぐに変わることなどできませんよね。それにいつでも楽観的がいいのかというとそうでもありません。
悲観的な方は、リスクに敏感です。前もって手を打つことができるのは強みです。
そこにコーチングの問の発し方や自己基盤の作り方を知って取り組むことは、無理せず、自分の気持ちが楽になるヒントとなるでしょう。
と、コーチングについてはここでいったん筆をおきます。
続きはまた明日。
「ダイアログキャンプとコーチングの違いって何ですか?」という問に答える前に
まずふたつの概念をお話する必要があります。
ダイアログキャンプとコーチングを比較するよりもダイアログキャンプとファシリテーションのほうが、実は比較しやすいのです。
【コーチング】と【ファシリテーション】というものがあります。
【コーチング】
コーチングを行う人をコーチといいます。コーチングを利用する人のことをクライアントといいます。
基本的には1対1のスタイルで、コーチはクライアントの自己内対話を促進します。
【ファシリテーション】
ファシリテーションを行う人をファシリテーターといいます。
グループと関わり、グループの対話を促進します。
コーチングとファシリテーションはどちらも「促進」が共通ですが、1対1なのか、グループなのかという違いがあります。
コーチングにもグループコーチングというものがありますが、関わり方は少し違ってきます。
ここでは【コーチング】をもう少し説明してみたいと思います。
コーチングを行う人をコーチといいます。コーチングを活用する人のことをクライアントといいます。
基本的には1対1のスタイルで、コーチはクライアントの自己内対話を促進します。
コーチングの活用の仕方はいろいろあります。
1) プロコーチを個人が雇うケース
経営者・会社員・自営業・主婦・学生 いろんな可能性があります
夢の実現・転職・経営方針の決断・人間関係の改善・キャリアの方向性・
受験・そのほかいろいろ
2) セミナーや研修に参加してコーチングを身につけ、対人関係に生かすケース
①上司が部下に、親が子に、リーダーがフォロワーに対し・・・という指導的立場の方 が、相手の自主性ややる気を引き出す関わり方として
②日常の対人関係で、上手に相談に乗りたいかた
3) セミナーに参加してコーチングを身につけ、自分自身に生かすケース(セルフコーチング)
人と比較したり、失敗をすべて自分のせいにしてしまったりと、落ち込みやすい考え方の方が、無 理せず前向きな考えが浮かぶ問いかけや、考え方として
1)のプロコーチを個人が雇うケースにおいて
プロコーチは、たとえばクライアントのもやもやしている気持ちや考えを整理したり、明確化したり、決断のための選択肢を広げるサポートをしたりします。
そのためにコーチが行うことは、聴くことです。
ただ聴くだけでなく、聞こえてきたことをクライアント自身にていねいに返すことで、クライアントが自分の本当の思いや考えを確認したり、気がついたりしていきます。
コーチはクライアントの言葉だけでなく、言葉にしていない思い、本人さえ気がついていないかもしれないことを鏡のような存在となって伝えていきます。直感さえ使います。
コーチが伝えることは「正しいこと」ではなく、クライアントが自分で吟味し、整理するための材料です。
コーチとクライアントの関係は「教える人」「教えられる人」ではありません。
コーチに求められることは、クライアントを信じることです。
クライアントは迷える子羊ではなく、自らの答えを見つけ出すことの出来る、力のある存在であると信じています。
クライアントに求められることは、コーチに依存するのではなく、自らの内側を探求し、
コーチを自主的に活用することです。主導権はクライアントにあります。
2)のあなたが学んでコーチングを身につける場合
コーチングは日本では企業内で上司が部下のやる気や自主性を引き出すと効果があるということで、広まりました。
それとともに、上司がコーチングを身に着けて部下の様子を気にかけたり、声をかけたりすることは、部下のうつ病予防にも期待されています。
アメリカでは、優秀な社員へのインセンティブとしてコーチをつけました。優秀な社員はコーチによりさらに、力を発揮します。
他者を変えるのは大変ですが、自分のコミュニケーションスタイルを見直し、関わっていくことで、変化を作り出していくことができます。
指示待ち部下が、自ら提案を持ってきたり、行動を起こしたりするようになるには、コーチ自身のありかたを見つめていく必要もあります。変化をおこすのに時間がかかるケースもありますが、すぐに変化が現れる場合もあります。
そしてなんでもそうですが、万能なものというのはありません。コーチングもリーダーシップのひとつの形として、あなたの人との関わりの基本スタンス(BEING)として有効ですが、方法はいろいろあります。
相手や状況によって使い分ける、賢いリーダー、親でありたいものです。
3)セルフコーチング
自分で自分をコーチすることです。誰にでもお勧めです。
反省ではなく、「ふりかえり」を有効に行うことが出来ます。
どうどうめぐりの内省から、解決方法を見出す問いを知りましょう。
たとえば悲観的になりがちな方。
自分を責めてしまう傾向のある方。
楽観的になれと、前向きがいいのだと言われても、すぐに変わることなどできませんよね。それにいつでも楽観的がいいのかというとそうでもありません。
悲観的な方は、リスクに敏感です。前もって手を打つことができるのは強みです。
そこにコーチングの問の発し方や自己基盤の作り方を知って取り組むことは、無理せず、自分の気持ちが楽になるヒントとなるでしょう。
と、コーチングについてはここでいったん筆をおきます。
続きはまた明日。